PS 1000pieces5
☆726
いにしえは
千束の思ひ
ゆるされて
うつつには
何の束なら
ゆるされん
「錦木の 千束にかぎり なかりせば 猶こりずまに 立てましものを」
【B026 ハンプティダンプティ/エーテルレスキュー/ショックボトル 】
☆727
わざと遠きに
おきてこそ恋
いつも近きに
おきてこそ愛
「いかばかり 恋路は遠き ものなれば 年はゆけども 逢ふよなからむ」
【B027 ロビンフット】
☆728
逢いみてのちを
おそれるこころ
逢えずなのたつ
ときめくこころ
「馴れてのち つらからましに 比ぶれば なき名はことの 数ならぬかな」
【B028 メイドマリアン】
☆729
わたしに
おもいは
かけないで
あなたに
わたしは
あまるから
「逢ひ見むと 思ひな寄りそ 白浪の 立ちけん名だに をしきみぎはを」
【B029 起きて進め】
☆730
かれのため
しずむ身は
あらたのし
かれをさえ
みつけたら
あらたのし
「思ひしなむ 身はをしからず 逢ふ事に 替えむほどまでと 思ふばかりぞ」
【B030 地上に天国をもたらす 】
☆731
言の葉ひとつで
生きられるから
視線ひとさしで
生きられるから
「いまはさは 逢い見むまでは 難くとも 命とならん 言の葉もがな」
【B031 泉】
☆732
なぜなぜなびく
すぐ忘れるのに
なぜなぜなげく
すぐ変れるのに
「ひとかたに なびく藻塩の 煙かな つれなき人の かからましかば」
【B032 ソフィア】
☆733
おなじ道なら
ともに進もう
みえぬ道なら
さらに進もう
「恋ひわびぬ 茅渟のますらを ならなくに 生田の川に 身をや投げまし」
【B033 ドルフィン/目的のある平和】
☆734
ここにいるのと
知らせたいから
いきているのと
知らせたいから
「命をば 逢ふに替えむと 思ひしを 恋ひ死ぬとだに 知らせてし哉」
【B034 ヴィーナスの誕生】
☆735
にくみても
あまりある
おもいこそ
恋いに似て
たのしとも
つらしとも
しらぬまに
恋いへ落ち
「恋しとも 又つらしとも 思ひやる 心いづれか さきに立つらむ」*735
【B035 親切】
☆736
あわない方が
いいだなんて
みえない方が
らくだなんて
「逢ふならむ 恋なぐさめの あらばこそ つれなしとても 思ひ絶えなめ」
【B036 チャリティ】
☆737
いまここで
すむだけの
恋いならば
てんじれば
二度はない
恋いならば
「つれなさに いまは思ひも 絶えなまし この世ひとつの 契りなりせば」
【B037 地上に舞い降りた守護天使 】
☆738
夢みれたのは
だれのため?
未だ棲むのは
だれのため?
「うたた寝の 夢に逢い見て のちよりは 人も頼めぬ 暮れぞ待たるる」
【B038 吟遊詩人II/識別】
☆739
髪はしってる
私のおもいを
頬はしってる
私のなみだを
「あはれとも 枕ばかりや 思ふらん 涙絶えせぬ 夜半のけしきを」*739
【B039 エジプシャンボトルII/操り人形師】
☆740
なみだのいろで
わかるものなら
なみだのいろで
かわるものなら
「衣手に 落つる涙の 色なくは 露とも人に いはましものを」
【B040 アイアム】
☆741
もてあまして
恋をすてるも
もてあまして
我をすてるも
「思ふこと 忍ぶにいとど 添ふものは 数ならぬ身の 歎きなりけり」
【B041 叡智のボトル/黄金郷】
☆742
こんなにも文字を
かわしあう時代に
こんなにも心情の
あらわれる時代に
「行き帰る 心に人の なるればや 逢ひ見ぬ先に 恋しかるらん」
【B042 収穫】
☆743
逢いたいとなれば
この名もかわるの
逢いたいとなれば
この身もかわるの
「逢ふことを さりともとのみ 思ふかな 伏見の里の 名を頼みつつ」
【B043 クリエイティビティ】
☆744
空をたのみ
星をたのみ
心あそばせ
文字をおい
他人をおい
心とられて
「などやかく さも暮れ難き 大空ぞ 我がまつことは ありと知らずや」
【B044 守護天使】
☆745
わたしはもう
惧れはしない
きみにはもう
隠れはしない
「袖の色は 人の問ふまで なりもせよ 深き思ひを 君し頼まば」
【B045 ブレスオブラブ】
☆747
からきなみだを
またあつめ
からのおそらは
またくれて
「恋をのみ しぐるゝ空の 浮雲は 曇りもあへず そで濡らしけり」
【B047 オールドソウル(古い魂)】
☆748
ひと葉ひと葉を
かきあつめ
ひとめひとめに
ぬいあわせ
「磯がくれ かきはやれども 藻塩草 立ちくる波に あらはれやせん」
【B048 癒しの翼】
☆749
あってはいても
さしているのは
いまをいきても
あすにみるのは
「暮にとも 契りてかれか 帰るらん 思ひ絶えたる あけぼのの空」
【B049 ニューメッセンジャー】
☆750
どこにいったの
わたしのことば
どこにまいたの
きのうのことば
「契りをく その言の葉に 身を替へて のちの世にだに 逢ひ見てしがな」
【B050 エルモリア】
☆751
月にまどいて
この文字をうち
影にまどいて
この身あやまち
「たれゆゑに あくがれにけむ 雲間より 見し月影は ひとりならじを」*750
【B051 クツミ】
☆752
まよいて越さぬ
関よりも
まよいて越える
恋よりも
「越えやらで 恋路にまよふ 逢坂や 世を出ではてぬ 関となるらん」
【B052 レディナダ】
☆753
かをるる夜の
のちをみて
けぶるる夕の
もとをみて
「手枕の うゑに乱るる 朝寝髪 したに解けずと 人は知らじな」
【B053 ヒラリオン】
☆754
こころこわれて
あたうものなく
こころこわれて
さだむときなく
「我袖の 塩の満ち干る 浦ならば 涙の寄らぬ をりもありまし」
【B054 セラピスベイ】
☆755
せつなく
きこえる
笛のごと
ときなく
きこえる
潮のごと
「潮たるる 袖の干るまは ありやとも あはでの浦の 海人に問わばや」
【B055 キリスト】
☆756
夢で逢って
いるひとが
夢であって
いるうちが
「思ひきや 夢をこの世の 契りにて 覚むる別れを 歎くべしとは」
【B056 セントジャーメイン(サンジェルマン)】
☆757
みせるための
なみだなの
我ゆえながす
なみだなの
「我ゆゑの 涙とこれを よそに見ば あはれなるべき 袖のうへかな」
【B057 パラスアテナ&アイオロス】
☆758
岩も木もまた
おせば動けど
人の気もまた
波はたてども
「逢う事の かく難ければ つれもなき 人の心や 岩木なるらむ」
【B058 オリオン&アンジェリカ】
☆759
わけさえあれば
ひとりたてども
しらぬなかでも
ともにたつなら
「思ひ死なむ 涙のはてや 渡り河 ふかき流れと ならむとすらん」
【B059 レディポルシャ】
☆760
かくれてみえぬ
うなばらの石も
かくれてきけぬ
むなはらの声も
「我袖は 潮干に見えぬ をきの石の 人こそ知らね かはく間ぞなき」
【B060 ラオツー&クアンイン(老子と観音)】
☆761
ああなぜなんて
きいたところで
ああせよなんて
きいたところで
「かかりける 歎きはなにの むくいぞと 知る人あらば 問はましものを」
【B061 サナトクマラ&レディーヴィーナスクマラ】
☆762
あまの河には
あう瀬あれども
わたる河にて
われを待つのは
「恋い死なむ ことぞはかなき 渡り河 逢ふ瀬ありとは 聞かぬものゆへ」
【B062 マハコハン】
☆763
あわときえても
のこるものとは
このみきえても
のこるものとは
「妹があたり 流るる川の 瀬に寄らば あはとなりても 消えんとぞ思ふ」
【B063 ジュアルクール&ヒラリオン】
☆764
もどりたいと
ねがう先には
こころここに
おいた先には
「はかなしな 心づくしに 年を経て いつとも知らぬ 逢ふの松原」
【B064 ジュアルクール】
☆765
想いかかえて
あけるあさと
想いかなえて
あけるけさと
「思ひ寝の 夢だに見えで 明けぬれば 逢はでも鳥の 音こそつらけれ」
【B065 頭は天に、足は地に】
☆766
ねやのすきまに
ところさがして
ねやのすきまに
こころさがして
「夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ 閨のひまさへ つれなかりけり」
【B066 アクトレス(女優)】
☆767
なみだのひまに
みえるわたしを
はがんのひまに
みえるわたしは
「いたづらに しほるる袖を 朝露に かへる袂に 思はましかば」
【B067 神聖なる愛/小さきことの中の愛】
☆768
ひとりにしてと
ひとりにしないでの
あいだ
恋のはじめと
恋のはなれの
あいだ
「恋ゆへは さもあらぬ人ぞ 恨めしき 我よそならば 問はましものを」
【B068 ガブリエル】
☆769
堰くほどの
心ごころの
もちあわせ
堪うほどの
涙なみだを
つきあわせ
「思ひ堰く 心中(こころのうち)の しがらみも 堪えずなりゆく 涙川かな」
【B069 鳴り響く鐘】
☆770
なぜに此処と
思いさだめて
なぜに此方と
想いさだめて
「をのづから つらき心も 変るやと 待ち見むほどの 命ともがな」
【B070 壮麗なるヴィジョン】
☆771
思われたはてに
忘れられるとも
覚えも忘られも
なき身なりとも
「忘らるる 憂き名はさても 立ちにけり 心の中は 思ひ分けても」
【B071 エッセネボトルII/蓮の花の中の宝石】
☆772
つづけるほどに
いやます想いと
おもいのすぎて
あきはてるのと
「よとともに つれなき人を 恋草の 露こぼれ増す 秋の夕風」
【B072 クラウン(ピエロ)】
☆773
こいしさも
ならいへと
変じたとき
つれなさも
彼方しだい
此方しだい
「恋しさを いかがはすべき 思へども 身は数ならず 人はつれなし」
【B073 チャンツー(荘子)】
☆270
ひといなくとも
くさおいしげり
かれいなくとも
あきおりたてり
「宿かれて 幾日もあらぬに 鹿のなく 秋の野べとも なりにけるかな」*270
【B070 壮麗なるヴィジョン】
☆271
目にのこる青の
いまのいろめは
手にのこる衣の
いまのはだめは
【B071 エッセネボトルII/蓮の花の中の宝石 】
☆272
こころのままに
ふぶくかざおと
こころのままに
ひらくひとみち
「夕されば 小野の浅茅生 玉ちりて 心くだくる 風のおとかな」
【B072 クラウン(ピエロ)】
☆273
色も熱も
ひとしくとも
人も所も
ひとしくとも
「ときはなる 青葉の山も 秋くれば 色こそかえね さびしかりけり」
【B073 チャンツー(荘子) 】
☆274
あきの憂うつは
もの想うゆえに
痛めるうつつも
月あるがゆえに
「秋の夜の 心をつくす はじめとて ほのかに見ゆる 夕月夜かな」
【B074 勝利】
☆275
月のぼれど
未だしろく
陽かくれて
光えるもの
「秋の月 たけねの雲の あなたにて 晴れゆく空の くるるまちけり」
【B075 流れとともに行く】
☆276
風ふきはじめ
雲はらわれて
月あらわるる
気しみはじめ
陽もかくれて
月あらわるる
「こがらしの 雲ふきはらふ たかねより さえても月の すみのぼるかな」
【B076 信頼】
☆277
目にひとしくも
身にとおすのは
身はかわらねど
名をおしむのは
「いづこにも 月はわかじを いかなれば さやけかるらん 更級の里」
【B077 カップ】
☆401
ひとりいるまに
きりがさすよに
かわくふしどに
しぐれふるよに
「霜さえて かれゆく小野の をかべなる ならのひろ葉に しぐれふるなり」
【B001 フィジカルレスキュー】